遠隔セッション公開

この記事は3分で読めます

最近は、通常の整体のセッションを、遠隔施術に変更する方も増えてきました。

Iさんも遠隔施術に変更になりました。

 

遠隔の前に、電話でIさんと話しをしました。

現在ご主人とは週末婚のようになっており、以前のような関係に戻れない悲しみがあるということ、お互いにどこかで、会う必要がないとわかっているのかもしれないということ。

話しを聞いているだけで、「大切に思っている人を失う」あるいは「失った」という感覚かもしれません、そうした思いが、心の底にいつもうっすらと流れているのが自分のことのように伝わってきます。

 

事前に肉体的な問題や心の状態を聞きますが、遠隔をはじめたら、

私自身の意識を自由にして、クライアントさんを通して、私の中に浮かんでくるものを待ちます。

だから、その時々で、遠隔をしていく内容(肉体か心か気の流れかなど)が違います。

肉体に痛みを感じていても、エネルギー的な調整になることも多々あります。

 

以下文章はIさんのラインに遠隔の報告をしたときの内容です、

 

☆☆☆ ここから→

Iさんの遠隔をはじめると、

Iさんの悲しみに包まれる感覚がありました。

< 悲しい >

でも、この悲しみは今だけのものではないなぁ

と感じていると、「○○の悲しみ」という言葉が浮かびました。

 

「○○の悲しみ」の意味は私にはわかりませんが、

Iさんには心当たりがあるのではないでしょうか。

(ご主人との関係を横に置いて、今のIさんが感じている悲しみなどの感覚だけに意識を向けると以前に似たような感覚を感じたことがあると思います)

 

さらにそこから奥へ進むと、

Iさんの中から歌声と鼻歌が聞こえてきます。(Iさんは、歌を歌う人なのです)

Iさんの歌声は、Iさんの深い部分に積もっていて、その音の重なりが無意識下で働き

その歌たちのエネルギーが、生活のあちこちでいつもIさんを助けているんですね。

Iさんの体から発せられるこの音やリズムは、今のIさんが歌っていなくても、エネルギーの中に刻まれている感じで、その波動で周りの人たちも元気になっていくんです。

すごいですね。

 

電話で話した時のIさんの

「(お互いに)一緒にいる意味をみいだせない」

という言葉が印象に残りました。

 

なぜそんなふうに感じるかといえば、

Iさんが自分のことをわからなくなってしまったからです。

 

悲しみや怒り、失うことへの恐れ

そうした感情を認めて感じきることは、とても怖いことです。

Iさん自身の中に、色濃くそれがあるということを、

きちんと知っていれば、それだけで痛みはあるけれども安心できるものです。

 

ご主人(誰か他の人)が、Iさんをどう思っているのか?

「(彼は)本心では違うことをしたんいんじゃないか」

「(彼は)来たくないのではないのか」

「(彼と自分のために)どう自分が変わればいいのか」など。。。

 

自分の気持ちよりも人の気持ちを考えはじめると、たくさんの思い(心配や迷い)が浮上してきてしまいます。

 

その彼に向けている意識を、今の自分の悲しみ(思い)に戻してください。

<傷ついてボロボロになりながら、大丈夫>と言っている

自分がいることをしっかりみてください。

 

大丈夫じゃない自分を認めると本当に大丈夫じゃなくなるような、すくむような怖さがあると思います。

 

今のIさんなら大丈夫ですから。

その悲しみを手放そうとせず、癒そうともせず、

ただ、「そうなんだ」ということを感じてください。

 

そうしていくと、Iさんにとって

一番いい形で、おさまるところにおさまっていきます。

Iさん、辛いときに(できそうだったら)自分に歌を捧げてください。

鼻歌でもいいんです。

自分の体や心、魂に歌ってあげてください。

 

今日は、ずいぶん深いセッションになりました。

もしかしたら、今までとは違う感情の波があるかもしれません。

 

そのとき、彼や周りに意識を向けたくなります。

できるだけ、自分に意識を向けて、彼の思いを想像するのをやめて、

自分の考えや感情に敏感になってみてください。

 

今の彼との距離感は、Iさんが自分を知り戻していくために、

とてもいい時をもらっているように感じます。

 

ご主人のIさんの感情を動かす特技(笑)が、Iさんを導いてくれます。

彼以外にIさんをこんなに揺さぶることができないんです。

一番大切なところを担ってくれている人です。

だから私からみると、お2人は、

まだまだ「一緒にいる意味」があるんです。

この時を大切にお過ごしください。

 

今日は、こんな感じで肉体にたどりつけませんでしたが、

でも、エネルギー的な調整はかなり入れています。

 

  • ←ここまで ☆☆☆☆☆

 

普段は、実況報告のように、こんなに長い文章にはなりません。

セッションを通して、Iさんの深いところに触れさせてもらった感覚です。

Iさんとご主人の2人は、もう少し時間をかけながら、これから今まで以上にすてきな新しい関係を築いていくことでしょう。

ひとりが自分を取り戻すことができれば、あとは流れのままに。

その人たちの関係は大丈夫なものなんです。

そもそも、人との縁は切る努力をしなければ、そんなに簡単に切れるものではありませんから、どんなご縁も大切です。

遠隔中、私はトランスに入っているので、まるで私が全部できているかのような書き方になっていますが、実際は私もまだまだプロセスの途中です。

今回のIさんの施術で出てきたことは、私も含め、多くの人にとって、とても大切で忘れやすいことのように思います。

 

人間関係で辛いときは、自分の気持ちに一度立ち戻ることです。

相手に意識を向けている限り、その辛さからは出ることが難しいものです。

 

今回は、Iさんのとても貴重でパーソナルな体験を公開させていただきました。

ありがとうございます。

 

 

 

  • 2020 07.25

関連記事

  1. 2017 09.05

    遠隔施術

  2. 2019 01.01

    新年のご挨拶

  3. 2019 12.13

    師の旅立ちに

管理人:門脇のりこ

公式HPは、pleasure Labs.

2020年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

カテゴリー